皆さん、S3お疲れ様でした。
S3も無事に3桁で終わることが出来たため、構築記事を残したいと思います。
【S3 ダブル最終296位】ファイアロー&イダイナキバ構築【ポケモンSV】
構築の経緯
S3は「勝ち負けに拘らずランクマを楽しむ」ことを掲げて、オドリドリを主軸に潜っていました。
オドリドリ、良い!!
#ポケモンSV #NintendoSwitch pic.twitter.com/0fdz3DuSvs— もぴぷね@ポケモン好き金融マン (@mopipune) February 13, 2023
テツノドクガの「ほのおのまい」と合わせ、超火力を出すことがコンセプト。
この構築でレート1700くらいまでは、そこそこ戦えていました。
が、そこからぱったりと勝てなくなり、原因を分析したところ・・・
「オドリドリの数値が足りていない」という身も蓋もない回答が導き出されてしまいました。
筆者がもっと上手ければ違ったかも知れませんが・・・限界でした。
正直、負け続けるのもストレスになっていたので、反省を生かして「数値が高いポケモン」を使うことに専念。
Pokemon HOMEの使用率ランキング上位から、使用するポケモンを選ぶことにしました。
まずは、環境トップの素早さを持つハバタクカミ&テツノツツミは確定。
次に上記2体とのミラーマッチマッチを制するために、確実に「おいかぜ」が使えるファイアロー。
ファイアローと相性が良いイダイナキバ。
数値が高く、アイススピナーでアルマイエッサンを対策できるカイリュー。
残り1枠をテツノカイナ→ドドゲザン→サーフゴーの順で入れ替えながら戦っていました。
個体紹介
ハバタクカミ
性格:おくびょう
持ち物:こだわりメガネ
特性:こだいかっせい
技:マジカルシャイン・ムーンフォース・シャドーボール・マジカルフレイム
ステータス:131-×-75-187-155-205(H4-A×↓-×-C252-×-S252↑)
テラスタイプ:フェアリー
努力値調整意図:CS振り切り。ミラーマッチが多発するため、最速。
タイトルは「イダイナキバ&ファイアロー」と書いていますが、あまりにも強すぎたので一番最初に書きました。
S3はこいつを構築に入れることを考えるところから、始まる気すらします。
物理耐久面に明確な弱点があるものの、圧倒的な火力とすばやさ、通りの良い一致技で全てを破壊してくれます。
こだわりメガネを持つことで、フェアリー技を受けに来たウインディ等にも大ダメージを与え、そのままテンポを握って押し切る動きが強力でした。
最初は「ひかえめ」で使っていましたが、ミラーマッチで負けることが多かったため最速に変更。「こだいかっせい」でCを伸ばせないのが惜しい。
テツノツツミ
性格:おくびょう
持ち物:ブーストエナジー
特性:クォークチャージ
技:フリーズドライ・こごえるかぜ・アンコール・まもる
ステータス:163-×-146-135-109-174(H252-×↓-B4-C4-D228-S20↑)
テラスタイプ:ゴースト
努力値調整意図:無振ミラーで勝てるようにS20、BC4振り、残りHD
使用率第2位だったので採用。
相手のハバタクカミに「マジカルシャイン」を撃たれると、ついで感覚で落ちるのが弱かったのでHDベースにしました。
技には「ハイドロポンプ」があればいくつかの問題が解決しますが、S2のシャリタツが外しまくった経験があるので不採用。
代わりに「アンコール」を採用し、「まもる」や「ねこだまし」を使用してきた相手を縛れるようにしました。
水タイプに対する耐性&一致打点があり、寿司構築やイルカマンに対して強いのも良かったです。
テラスタイプは先制技や格闘打点を避けれる「ゴースト」。そのまま「アンコール」で縛ってしまう動きも強力。
イダイナキバ
性格:ようき
持ち物:きあいのタスキ
特性:こだいかっせい
技:ぶちかまし・インファイト・じしん・いわなだれ
ステータス:191-183-151-×-73-152(H4-A252-×-C×↓-×-S252↑)
テラスタイプ:じめん
努力値調整意図:AS振り切り(「おいかぜ」下でハバタクカミを抜くために最速)
本構築の軸。
威力120の一致技を2種類も使えるのが非常に強力。
耐久に振っていないハバタクカミを「ぶちかまし」で確1。
その他、使用率上位のパラドックスポケモンである、テツノツツミ・テツノカイナ・トドロクツキにも抜群が取れるという圧倒的な攻撃性能が魅力です。
本当は「まもる」も欲しかったのですが、バンギルガンのバンギラスがほぼ100%ひこうテラスを切ってくるため「いわなだれ」を採用。
ファイアローで追い風→「いわなだれ」でルガルガンとバンギラスを削りを入れる→裏のハバタクカミで詰めるようにしていまいた。
テラスタイプは、打点を伸ばせる地面としていました。
ファイアロー
性格:ひかえめ
持ち物:おんみつマント
特性:はやてのつばさ
技:ねっぷう・エアスラッシュ・にほんばれ・おいかぜ
ステータス:154-×-91-138-89-178(H4–A×↓-×-C252↑-×-S252)
テラスタイプ:はがね
努力値調整意図:CS振り切り
妨害されない「おいかぜ」要因。
ヤミカラスでも似たようなことが出来ますが、イダイナキバと並べた時にハバタクカミの「マジカルシャイン」が一貫しすぎてしまうのでファイアローを選択。
物理型の方が火力が出ますが、自傷ダメージで「はやてのつばさ」が潰れしまう点や、イダイナキバと並べた時に「いかく」が効きすぎるので特殊型にしました。
コノヨザルのテラスタイプは炎であることが多いため、イダイナキバと合わせて飛行&地面タイプの打点を重ねられる点も強力。
「にほんばれ」はイダイナキバの「こだいかっせい」を発動させて火力の底上げをする他、ペリッパーやユキノオーから天候を奪うのに役立ちました。
持ち物は「ねこだまし」を躱せる「おんみつマント」にしましたが、上位に行けば行くほど読まれていたので、レート帯によっては別の持ち物でも良いように感じました。
テラスタルは鋼。
バンギルガルガンの「いわなだれ」を耐えて「おいかぜ」→「にほんばれ」で天候を奪って、イダイナキバで先手を取って切り返す・・というムーブを狙ったものでしたが、一度も切ることがありませんでした。
カイリュー
性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
特性:マルチスケイル
技:つばめがえし・アイススピナー・けたぐり・アクアジェット
ステータス:198-174-116-×-123-125(H252-A36↑-B4-×↓-D20-S196)
テラスタイプ:ひこう
努力値調整意図:S最速バンギラス抜き、H振り切り、残りABD
アルマイエッサン対策枠。
トドロクツキ等の悪枠も使ってみましたが、何をやっても上手くいかず、数値の高さとフィールド破壊で乗り切ることにしました。
耐久寄りの調整としましたが、火力が低すぎてイマイチ強さを実感できず。
イダイナキバに「アイススピナー」を覚えさせて別枠にすることも考えましたが、イダイナキバの技を変えることもできず。
何やかんやで誤魔化すくらいはできてたので、結局最後まで使い続けました。
選出率はぶっちぎりの最下位。性能的にはもっとやれるハズなので、もう少し汎用性を持った型にすれば良かったかな・・・と思ってます。
技はテラスタルを切らない一致打点の「つばめがえし」と、ハバタクカミにも有効な「アクアジェット」を採用。
サーフゴー
性格:ひかえめ
持ち物:いのちのたま
特性:おうごんのからだ
技:ゴールドラッシュ・シャドーボール・パワージェム・まもる
ステータス:165-×-116-203-112-133(H20-A×↓-4-C252↑-4-S228)
テラスタイプ:みず
努力値調整意図:S準速カイリュー+1・C全振り・残り耐久(前期と同じ個体を流用)
この枠には、テツノカイナとドドゲザンを入れ替えて使っていましたが、構築全体でフェアリー技の一貫が気になり採用しました。
後出しで「キノコのほうし」を無効化できたり、「おいかぜ」と合わせて上から全体攻撃を叩きこむ動きが単純かつ強力。
複数の役割が持てたり、汎用性の高さが重要であることを改めて実感した一匹。
努力値下げの木の実やテラスピースが枯渇していたため、前期の個体を流用しています(「おいかぜ」や「こごえるかぜ」でS操作する構築なので、S調整は必要だと感じています)
おまけ(不採用になったポケモン)
テツノカイナ
構築にイダイナキバ&カイリューがいるため、フェアリー技が一貫しするぎる為不採用。
ただし、数値の高さは圧倒的で強かったです。レート1850付近まで使用していました。
ウインディ
ファイアローと弱点が被るため不採用。
持っている性能は非常に欲しかったので、試してみても良かったと思っています。
トドロクツキ
使っていた時期もありましたが、早期に外れました。
使用率トップ3のハバタクカミ・テツノツツミ・テツノカイナに弱点を突かれるため、対面した瞬間にテラスタルを切らされるのが、あまりにも使いづらいと感じました。
オドリドリ
CS252、めざめるダンス・エアスラッシュ・おいかぜ・まもる@きあいのタスキで使用していました。
テツノドクガと合わせて踊っている時は唯一無二の性能を感じていましたが、一定確率でマッチするバンギルガルガンにあまりにも無力なのが辛い。
ドレディアと合わせて「ちょうのまい」を使ってみたりもしましたが、SDSが1段上昇したオドリドリ&ドレディアの並びも脅威としては今一つ。
また、相手を削り切れずに反撃されたり(特にテツノカイナ)、ハバタクカミやテツノツツミに上を取られて「おいかぜ」を撃てなかったりと、単体性能の低さにも泣かされました。
まぁ、おかげで「単体性能の高さ」を軸にする方向で吹っ切れたんで、良かったと言えば良かったとも言えますが。。
「アクアステップ」が特殊技だったら良かったのに・・と惜しい感じもしたので、踊り技が増えたらまた使ってみようと思います。
最後に
今まではお気に入りのポケモンや、その月に捕まえた色違いポケモン等を軸に構築を組んでいましたが、今月は「数値の高い(使用率の高い)ポケモンを使う」という違うアプローチを取りました。
対策されていても強引に突破してしまう場面も少なくなく、単体性能の重要性を改めて感じたシーズンだったと思います。
目標に掲げている2桁には全くタッチできず、達成するには勝率を上げるか、試合数をさらにこなす必要があるため、この辺りも工夫して取り組んでいきたいです。
この記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感想や質問等があればtwitter(@mopipune)まで
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