今回は「サンダー」の育成論【せいでんき 物理受け型】についてです。剣盾ランクマでサンダーを活躍させて勝ちたい、使いかたを知りたい、という方むけに書いています。
最終順位42位でフィニッシュした「Global Challenge 2021」のパーティでも使用していました。実際の使用感も交えて書いていくので、参考にしてもらえると嬉しいです。
サンダー 育成論【せいでんき 物理受け型】
ステータス(個体値・努力値・性格)
性格は「ずぶとい」を推奨。サンダーミラーで下からボルトチェンジを打ちたい時は「のんき」も選択肢になります(S下降の弊害が大きく、個人的には使い勝手が悪かったです)
努力値はHBベースにSを調整
S76振り (実数値129)・・最速65族抜き
S124振り(実数値135)・・最速70族抜き
S148振り(実数値138)・・準速85族抜き
(※)S無振りサンダー(実数値:121)はラプラス・ポリゴン2等、すばやさ種族値60族の最速に先手を取られるため、パーティや流行に合わせた調整が重要です。
持ち物
候補は多数。
- ゴツゴツメット
ウーラオスやゴリランダーを筆頭とした物理アタッカーの襷剥がしや、ザシアンに対する削りとして。
特に禁止伝説環境では、ザシアンの使用率が非常に高いため採用優先度は高め。サンダーが弱点とする氷・岩タイプは非接触技が多い点には注意。 - アッキのみ
微妙に足りないサンダーの物理耐久を補ってくれます。
相手がA上昇手段や、サンダーに対するB下降手段を手段を持たない場合は、そのまま相手を詰ませてしまうことも可能な場面も。 - オボンのみ
一度だけですが、回復することによって耐久を底上げすることが可能。仮想敵に対する後出しが安定しない場合等に、特に有効です。 - あつぞこブーツ
ステロ対策。ステロダメージを見込んでサンダー対策をする構築もあるので、計算を狂わせることができます。
特性
「プレッシャー」・「せいでんき」共に有用です。
- プレッシャー
「はねやすめ」や「みがわり」との相性が良く、相手のメインウエポンPPを枯らしてしまえばそのままTODに繋がることも。
また、登場時にアナウンスが出るため、S判定ができる点も便利です。 - せいでんき
接触した相手を麻痺させる特性。
特に、禁止伝説環境ではザシアンの使用率が非常に高いため「せいでんき」の採用優先度は高めになります。
「ゴツゴツメット」や「こらえる」との相性も良く、非常に強力。
わざ構成
基本構成:電気技+ぼうふう +はねやすめ+α
攻撃わざ
採用優先度:最優先(赤)・高い(黄)・低い(青)
- ボルトチェンジ
タイプ一致かつ対面操作が可能な技。
物理アタッカーに対して受け出しする、サンダーとの相性は非常に良好です。とりあえず、で採用しても一定の活躍が見込めます。
持ち物が「アッキのみ」だと、せっかく上昇させたBランクを解除してしまうので、注意が必要です。 - ぼうふう
「ダイジェット」媒体として非常に強力な技のため、採用はほぼ必須。
素で撃つ場合は、命中不安ながらウーラオスやゴリランダーを一撃で倒すことができたり、追加効果の「こんらん」で相手に確率を押し付ける動きも可能。 - ほうでん
追加効果の3割麻痺が強力。積極的に相手の麻痺を狙いに行くのであれば。 - 10まんボルト
威力・命中率安定。物理受けサンダーでは「ボルトチェンジ」「ほうでん」の方が採用優先度は高めです。 - ねっぷう
ナットレイを筆頭とした鋼タイプに対する打点として。採用優先度はやや低めですが、構築で鋼タイプが重いのであれば、検討の余地あり。 - げんしのちから
ヒートロトムやサンダーミラー用。物理受け型サンダーにおける、採用優先度は低いです。 - とんぼがえり
「ボルトチェンジ」と違って、無効化されない点が強み。ダメージは期待できませんが、相手の警戒度合や戦略次第では採用の価値あり。
補助わざ
採用優先度:最優先(赤)・高い(黄)・低い(青)
- はねやすめ
物理受けサンダーにとっての必須技。使用することで耐性が変わるので、相手に択を迫ることも可能。
耐性変化は先手を取れた場合のみ有効なので、相手の控え・Sライン次第では「ダイジェット」を予め切っておき、Sランクを上昇させると有効な場面もあります。
その他、「はねやすめ」を使用したターンは、フィールド効果を受けれることを覚えておきましょう。
「グラスフィールド」で回復したり「エレキフィールド」や「ミストフィールド」の効果で状態異常を回避することができます。 - でんじは
能動的に麻痺を狙いに行くことができます。サンダー対面で引いてくるポケモンも多いので、裏から出てきたポケモンに「でんじは」を撃つ動きはシンプルかつ強力です。
場持ちが良いサンダーとの相性は非常に良く、パーティのSラインが低めの場合にはさらに強さを実感すると思います。 - みがわり
ドヒドイデの「どくどく」を躱したり、相手のダイマターン枯らしに使用したり、役立つ場面は多いです。 - こらえる
「せいでんき」の試行回数を稼いだり「ゴツゴツメット」のダメージ稼ぎに。主に禁止伝説環境で使用されることが多いです。
活躍させる上でのテクニック
とにかく優秀なタイプ耐性と種族値により、とりあえず・・という感覚で選出しても一定以上の活躍が見込める強力なポケモンです。
受け出してきたポケモンがサンダーを突破する手段を持たない場合(例:ラッキー等)は、慌ててサンダーを下げないようにしましょう。
削りを入れて、相手が回復するタイミングを計って引いたり、麻痺を入れたりすることで有利な状況を作り出すことができます。
詰ませ性能もそこそこあるので、試合の状況に応じてTODを仕掛ける立ち回りも狙いに行くと、一層使い勝手が上がると思います。
使いこめば使いこむほど、精度が上がってくると思うので、ある程度の対戦回数を重ねると良いと思います!(どのポケモンも同じかも知れませんが・・・)
使用パーティ例
以下の構築でも使用していました。もしよければ参考にしてみてください。
→【最終42位・レート1751】公式オンライン大会 グローバルチャレンジ2021 ホウオウ サイクル構築
→【最終レート1906】剣盾シングルS23 カイオーガ 壁展開 構築
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