シーズン17お疲れ様でした!
竜王戦ルール最終月、選んだ禁伝枠は・・・「ザマゼンタ」でした。
採用した理由は至ってシンプル。いつもお世話になっている構築記事まとめサイト「ぽけっとふぁんくしょん」様にザマゼンタの構築記事が一つもないことに気づいたから、です。
S15・S16で約420ほどの構築記事が書かれていたのにも関わらず、なんとザマゼンタ構築記事は1件も無し。(構築記事が書かれていないだけで、上位でも使っていた人はいたのかも知れませんが・・・)
「何とかザマゼンタで最終3桁でフィニッシュし、記事を掲載していただきたい!!」という密かな野望を抱き、ザマゼンタ構築で潜り続けていました。
結果はタイトルにも書いた通り最終2104位。瞬間的には最高1600位まで上げれたものの、そこが限界でした(´;ω;`)
チャレンジは失敗に終わり、順位も微妙な感じですが、ザマゼンタファンの皆さまにとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
剣盾シングルS17 ザマゼンタ サイクル 構築
構築の経緯
禁止伝説枠はザマゼンタと決めていたので、まずはザマゼンタの型を考えることからスタートしました。
育成論やyoutube等を見ながら情報収集を行いましたが、やはり気になったのは技の微妙さ(多くの方が仰っていましたが、本当にその通りだと思いました)
耐久寄りのステータスにも関わらず「ボディプレス」は覚えない上に、回復わざは「ねむる」のみ。アタッカーとして運用するなら「ザシアンの方が強いよね?」という中途半端感は否めませでした。
しかし、耐久型にしようにも、耐えたところで相手を崩す手段もなかったので、結局HA振りのアタッカー型とすることを決意。
ザマゼンタはH振りだけでも優秀な耐久力があるため、サイクル寄りの構築とし、
- ザシアンや日食ネクロズマに強いヤドラン
- ザマゼンタが最も苦手かつランクマ使用率No.1のサンダーに強いバンギラス
- ザマゼンタの弱点である、じめん・かくとうに強いサンダー・ランドロス
- カイオーガ対策やサイクル戦で削った後の強力なスイーパーとして使えるゴリランダー
上記の6匹で構築を固めてランクマに潜り続けていました。
個別ポケモン紹介
ザマゼンタ
性格:いじっぱり
特性:ふくつのたて
持ち物:くちたたて
わざ構成:インファイト・きょじゅうだん・こおりのきば・でんこうせっか
本構築の禁伝枠。
上述した通り耐久型も考えたのですが、耐えたところで相手を崩す手段が皆無だったためアタッカー寄りの調整。
技構成は
タイプ一致の「インファイト」「きょじゅうだん」、ランドロスやサンダーに対して最低限の打点になる「こおりのきば」、タスキ潰しや止めに便利な「でんこうせっか」
使用感としては、目立って弱いわけではないのですが、めちゃめちゃ強くもない、という印象。
しかしながら、一般枠使用率1位のサンダーに対して有効打点が無いのは致命的な弱点が存在しており、特にHB振りサンダー相手には「こおりのきば」で確2が取れず、ゴツゴツメットを持たれている場合は一方的に削られるだけでなす術がありません。(凍ることを祈るくらい)
また、白馬バドレックスを「きょじゅうだん」で倒しきれない等、「ザシアンなら・・」という場面も多数。
ただ、ランドロスの「じしん」や、ヒヒダルマの「フレアドライブ」を耐えて切り返すことが出来たなど、ザマゼンタだからこそ勝った試合もあったため、総じて惜しいポケモンだと思いました。
巷では「ボディプレス」を望む声が上がっていますが、個人的にはサンダーに対する打点の「いわなだれ」や「ストーンエッジ」が最も欲しいと感じました。
それさえあれば、もう少し戦えたはず。次回作や新教え技で、非接触の岩技習得を強く願います。
サンダー
性格:ずぶとい
特性:せいでんき
持ち物:バンジのみ
わざ構成:ボルトチェンジ・ぼうふう・かいでんぱ・はねやすめ
もはや説明不要の一般枠最強ポケモン。安定的な強さ。
当初は「いのちのたま」を持たせたダイマエース型で運用していましたが、ザマゼンタがサンダーに弱すぎるので、「かいでんぱ」を持たせた耐久型での運用としました。
耐久型にしてから、本当はボルトロスが良かったのでは・・と思っていましたが、ソードでは出現しないため試せていません。(ポケGO産の色違いボルトロスがHOMEで待機中です)
ヤドラン
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
持ち物:ゴツゴツメット
わざ構成:ねっとう・トリックルーム・なまける・あくび
主にザシアン・日食ネクロズマ・白馬バドレックス対策として。
特にS17で流行していた剣舞ザシアンに対して「トリックルーム」を張り、先制「ねっとう」+ゴツメダメージ→バンギラスの「イカサマ」のルートでザシアンを倒すことができます。(「ねっとう」で火傷が入ればヤドランを切らずにザシアンを捌ける可能性あり)
相手に読まれずらく、パーティ全体が鈍足気味なのでトリル戦略自体が非常に有効でしたが、ヤドラン・バンギラス(+ザマゼンタ)の並びはウーラオス(一撃)に滅法弱く、選出や立ち回りをミスるとそのままパーティが崩壊しかねないので、デリケートな扱いが必要でした。
バンギラス
性格:いじっぱり
特性:すなおこし
持ち物:たべのこし
わざ構成:がんせきふうじ・イカサマ・まもる・ステルスロック
努力値調整:A→「がんせきふうじ」+砂嵐ダメージ込みでHBサンダーを確定2発。残りをHD
ザマゼンタが苦手としているサンダーの対策枠。また「きあいだま」を切ったイベルタルにも強め。
「イカサマ」は前述した剣舞ザシアンや、黒馬バドレックス対策として採用しています。
特性による「すなあらし」+「ステルスロック」は絶妙に足りないザマゼンタの火力を上手くサポートできるため、相性は〇
しなしながら、サンダーの「ボルトチェンジ」で容易に対面操作を許してしまうのが難点であり、ドサイドンと入れ替えながら使っていました。
どちらも一長一短であり、有効なムーブを見出すことができなかったことが、4,000位~1,000位台で勝率5割を彷徨い続けた最大の要因だと感じています。
ランドロス
性格:わんぱく
特性:いかく
持ち物:オボンのみ
わざ構成:じしん・がんせきふうじ・そらをとぶ・つるぎのまい
電気の一貫切り兼、ザマゼンタの苦手なじめん・かくとう対策枠。
当初はステロ型で使用していましたが、バンギラスと役割が被る上に、(パーティ全体として)能動的にダイマを切る動きがあった方が柔軟性が出るため、「そらをとぶ」と「つるぎのまい」を採用ししました。
S努力値調整意図は、「ダイジェット」×2で黒馬バドレックスの先手を取ることができるように。
サイクルを回しながら隙を突いて「つるぎのまい」や「ダイジェット」を積む動きが強力でした。
ゴリランダー
性格:いじっぱり
特性:グラスメイカー
持ち物:こだわりハチマキ
わざ構成:グラススライダー・はたきおとす・10まんばりき・ウッドハンマー
努力値調整:A252振りザシアンの「きょじゅうざん」確定耐え。
主にカイオーガ対策枠。
しかしながら、カイオーガは大抵サンダーと一緒に選出されるため、上手くカイオーガ対面を作ったとしても択になってしまう点が難点。
サンダーさえ突破してしまえば大抵は無双してくれました。
さいごに
「ザマゼンタを使って最終3桁」という目標は達成できませんでしたが、個人的にはとても楽しいシーズンでした。
最初は(というより、シーズンを通じてですが)使いづらいな~と思っていたザマゼンタも、150戦ほど一緒に戦っているうちに、徐々に愛着が湧いてくるように・・笑
ただ、順位が1600位を付けた後、勝率がほぼピッタリ5割となってしまい、3桁を狙える構築ではなかったと反省しています。
ただし下限の順位も4000位と大崩れはなかたので、ある意味安定していたと言えば安定してしていました。構築を詰め切れなかったのは悔しいです。
おそらく、当面の間はランクマで使えないと思いますが、次回作以降(?)で使えるようになった際は、またパーティに入れてみたいと思います!
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