【S7 ダブル最終92位】ファイアロー&イダイナキバ構築 Ver2【ポケモンSV】

パーティ考察

皆さん、S7お疲れ様でした!

自身初めての最終2桁を取ることができたので、構築記事を残したいと思います。

【S7 ダブル最終92位】ファイアロー&イダイナキバ構築・Ver2【ポケモンSV】

構築の経緯

シーズン序盤

S4~6はプライベートの事情により全く潜っていなかったため、レギュレーションCは初めての環境でした。

何が流行っているかも全く分からなかったので、S3で使用していた構築

  • イダイナキバ
  • ファイアロー
  • カイリュー
  • サーフゴー
  • ハバタクカミ
  • テツノツツミ

を、使用することにしました。

せっかくなので四災ポケモンも何か使いたいな・・・と考えたところ、サーフゴーの枠をパオジアンに変えれば噂のパオカイリューが成立することを発見。

モンボ級からスタートしましたが、そこそこ勝率も良く、シーズン中盤でも順位を維持できていたため、この並びを最後まで使い続けました。

2桁台への挑戦

終盤まで勝率が安定していたので、1年以上未達成の目標である「最終2桁」を目指すことにしました。

しかし、200~400台あたりで直近30戦の通算勝率が5割となってしまい、同順位帯で反復横跳びを繰返すことに。しかしこの現象、初めて経験するものではありませんでした。

過去に最終2桁を目指す度、一定のレート帯で勝率が5割となってしまい「一度足りとも2桁台に足を踏み入れることすらできない」ということが常でした。

さすがに「何か原因があるはずだ」と考えたところ、上位者(特に2桁以上)プレイヤーとの勝率が極端に低いということが挙げられました。(体感2割くらい)

強いプレイヤーとのマッチングなので、勝率が低くなるのは当然。

ですが、さすがに負けすぎだろうと考え、原因を探ることに。紐解いていくと、以下の3つの課題があがりました。

  1. 自分が想定していない構築・立ち回りをされる
  2. 自分の構築・立ち回りが読まれている(気がする)
  3. 互角のように立ち回っていても、1手・1.5手差くらい足りなくて負ける

1・2は経験の差が大きく、すぐに埋めることは難しいものだと判断。

問題は3。

1・2の差が3に繋がっているとも言えますが、こと自分にフォーカスを当ててみると、「テンポに対する考えが甘いのではないか?」という結論に至りました。

界隈にテンポの定義があるか分かりませんが、ざっくりと以下の4点(a~d)に集約されるだろう、という推測のものと、少しづつ各ポケモンの調整を変えていきました(この辺りの文章は改めて書き直すかも知れません)

  1. 先制を取って自分の行動回数を増やす
  2. 先手で相手を倒して、相手の行動回数を減らす
  3. 攻撃時は大きいダメージを与える
  4. 被弾時は確定数を増やす

特に意識したのは耐久調整と全体技の採用、次点がテラスタイプの変更です(詳細は個体紹介にて記載)

その甲斐あってか、最終日前日には初の2桁台に入ることができ、そのまま最終日を終えることができました。

個体紹介

イダイナキバ

性格:ようき

持ち物:クリアチャーム

特性:こだいかっせい

技:インファイト・じしん・いわなだれ・まもる

ステータス:191-183-151-×-73-152(H4-A252-×-C×↓-×-S252↑

テラスタイプ:ほのお

シーズン途中からの変更点

持ち物:きあいのタスキ→クリアチャーム

技:ぶちかまし→じしん

テラスタイプ:じめん→ほのお

補足説明

■わざ

最も重要だったのが変更点が「じしん」の採用です。

最初は「ぶちかまし」を使用していましたが、単体攻撃であるが故に「まもる」択が発生してしまうため、経験値で劣る自分にとっては扱いづらい技だと感じていました。

その点、「じしん」は「まもる」択を考慮する必要がない上に、2体同時に攻撃できた時は、ダメージ総量の点からも高リターンが狙えます。

レギュレーションBと比べて「ワイドガード」の採用が少なくなっていたり、4災ポケモンは全員接地していることも、使い勝手を上げてくれた要因だと感じています。

■持ち物

当初「きあいのタスキ」を持たせていましたが、耐久はそこそこあるので過剰だと判断。

「じゃくてんほけん」や「やわらかいすな」等も検討しましたが、裏から出てくるウインディやギャラドスに対してテンポを取っていける「クリアチャーム」が一番リターンが大きいと思いました。

代償としてハバタクカミ対面がキツくなったため、後述のテラスタイプを変更することで行動回数を確保するようにしました。

■テラスタイプ

フェアリー耐性を持つことができる「ほのお」を採用。「おにび」も無効化できるため、ウインディに非常に強くなれます。

一方で、テツノツツミの「ハイドロポンプ」が一貫してしまうデメリットもあるので「はがね」も一考の余地ありだと思います。

ファイアロー

性格:ひかえめ

持ち物:おんみつマント

特性:はやてのつばさ

技:ねっぷう・エアスラッシュ・にほんばれ・おいかぜ

ステータス:179-×-92-138-90-152(H204A×↓-B4-C252↑-D4-S46

テラスタイプ:はがね

シーズン途中からの変更点

持ち物:おんみつマント→ゴツゴツメット

技:にほんばれ→ファストガード

努力値:CS振り切り→HCベース

補足説明

■努力値

S3ではS振り切りで使用していましたが、『「おいかぜ」使用が前提であれば、Sに振る必要なくないか?』という、当然の考えに辿り付き耐久ベースに変更。

ノーマルテラス+こだわりハチマキ+カイリューの「しんそく」により、「おいかぜ」を潰されることもあったため、それを耐える調整にしました。

攻撃技は物理方面が充実しているファイアローですが、構築全体の物理・特殊バランスを取ることを目的に特殊型で使い続けました。

不意に選出されるドータクンやアーマガアへの対抗策としても活躍してくれました。

■わざ

「にほんばれ」は、イダイナキバやハバタクカミの「こだいかっせい」用や、雨パ対策に使っていましたが、使用感はイマイチ。正直、自由枠だったのですが、相手の裏をかきやすい「ファストガード」としました。

実際、カイリューの「しんそく」やパオジアンの「ふいうち」から味方を守って拾った試合があったので、良い変更だったと思います。連打可能な点も〇

■持ち物

「ねこだまし」を躱すことを意図して「おんみつマント」にしていましたが、全く打たれることがなく腐り気味になっていました。

努力値を耐久に振った兼ね合いもあり、相性が良さそうな「ゴツゴツメット」を持たせています。カイリューのマルチスケイルを剥がしてくれたり、タスキ潰しに役立ってくれたり、大活躍でした。

このように細かい一手を埋めていくことが、改めて重要だと感じました。

パオジアン

性格:いじっぱり

持ち物:きあいのタスキ

特性:わざわいのつるぎ

技:アイススピナー・せいなるつるぎ・ふいうち・まもる

ステータス:156-189-100-×-85-187(H4A252↑-×-C×↓-×-S252)

テラスタイプ:あく

シーズン途中での変更点

性格:ようき→いじっぱり

技:つららおとし→アイススピナー

テラスタイプ:こおり→あく

補足説明

今シーズン初めて使いましたが、最も強いと感じたポケモン。ほぼ全ての試合で選出しました。

■性格

シーズン中盤以降から、ハバタクカミに「ふいうち」を耐えられるようになったため、性格を「いじっぱり」に変更しました。

■わざ

技「つららばり」は追加効果が強力なのですが、外して試合を落とすケースもあったので「アイススピナー」に変更。

フィールド破壊の追加効果も優秀で、イエッサン♀を見たら積極的に先発させていました。

■テラスタイプ

テラスタルを切ることが少ないですが、終盤のハバタクカミに、いじっぱり「ふいうち」も耐えられるようになったので、確実に倒しきることを意図して「あく」にしました。

「くろいめがね」や「いのちのたま」でも似たような役割を持たせられますが、タスキの行動保証には代えられませんでした。

「ゴースト」であればカイリューの「しんそく」を躱して拾えた試合もあったので、少し悩むところだと感じています。

カイリュー

性格:いじっぱり

持ち物:とつげきチョッキ

特性:マルチスケイル

技:げきりん・しんそく・じしん・アイアンヘッド

ステータス:198-174-116-×-123-125(H252-A36↑-B4-×↓-D20-S196)

テラスタイプ:ノーマル

シーズン途中での変更点

技:つばめがえし→じしん、けたぐり→アイアンヘッド、しんそく:PP8→PP5へ

補足説明

■努力値

努力値調整:H振切り・S最速バンギラス抜き。

■わざ

当初は「つばめがえし」を使っていましたが、イダイナキバの「じしん」が強力だったことからカイリューにも採用。

浮いている味方はファイアローしかいないので、基本的には味方を巻き込みながら(「まもる」を絡めながら)打つことになります。

しかし、警戒されていることが少ないため、決まった時はダメージレースを一気に有利にしてくれます。

実際、相手が全員接地している構築の場合、イダイナキバと合わせて「じしん」を連打するだけでイージーウインが取れた試合もありました。

 

「アイアンヘッド」は対ハバタクカミ専用技。

「けたぐり」だと、ハバタクカミへの打点が「じしん」しか無いため非常に窮屈でした。

最終2桁を決めた最後の試合は、相手カイリューの「しんそく」+ハバタクカミのW「マジカルシャイン」を残りHP3で耐えて「アイアンヘッド」で切り返して拾うことができました。

上位を目指す上では、技の一つ一つまで拘ることが改めて重要だと感じました。

 

「しんそく」のPPについては、ミリ残しのゴーストポケモン対面で「わるあがき」が打てずに負けた試合が2試合あったっため、5に戻しています。

ハバタクカミ

性格:ひかえめ

持ち物:こだわりメガネ

特性:こだいかっせい

技:マジカルシャイン・シャドーボール・ムーンフォース・トリックルーム

ステータス:143-×-83-202-156-170(H100-A×↓-B60-C230↑-D4-S116)

テラスタイプ:ひこう

シーズン途中での変更点

性格:おくびょう→ひかえめ

技:パワージェム→トリックルーム

努力値:CS振り切り→HBCベース

テラスタイプ:ひこう

補足説明

レギュレーションBに引き続き強力すぎるポケモンでした。

■努力値・性格

「おいかぜ」下で戦うことが多いため、耐久面を厚くすることにしました。

Sは最速イーユイ抜きまで落とし、A189パオジアンの「ふいうち」耐えまでHBに振り、残りをCに振っています。

■技

基本的には「マジカルシャイン」と「シャドーボール」で完結、時々「ムーンフォース」打つくらいなので残りの1枠が空いている状態でした。

何か有用な技を考えたところ、相手の「トリックルーム」を「トリックルーム」で返す案を思いつきました。

当然、拘っているので返しのターンは交代することになります。

しかし、元々「トリックルーム」を撃ったポケモンが「こだわりメガネ」持ちだとは思われにくいことに加え、

「ひこう」テラスを切りながら「トリックルーム」→相方のイダイナキバで「じしん」を選択すると、相手を2体削った上で「トリックルーム」を返した、という盤面を作ることができます。

この状況で再度「トリックルーム」を展開するのはかなり勇気がいる選択(だと思う)で、こちらはカイリュー等に交代すれば、良い感じでテンポを握っていくことができます。

実際に「トリックルーム」を連続で使用されたことはなかったです。

■テラスタイプ

イダイナキバやカイリューの「じしん」と合わせてテンポを取っていける「ひこう」を採用。

「はがね」弱点も消せるので、ディンルーの「ヘビーボンバー」を耐えるのにも役立ちました。

テツノツツミ

性格:おくびょう

持ち物:ブーストエナジー

特性:クォークチャージ

技:フリーズドライ・こごえるかぜ・ハイドロポンプ・まもる

ステータス:163-×-146-135-109-174(H252-×↓-B4-C4-D228-S20↑

テラスタイプ:ゴースト

努力値調整意図:無振ミラーで勝てるようにS20、BC4振り、残りHD

シーズン途中での変更点

技:アンコール→ハイドロポンプ

補足説明

■努力値

S3からの流用個体で、弱点であるD方面に厚く振っている点が気に入っています。

調整意図は無振りミラー意識。もう少し調整の余地があったかも知れませんが、一度も上を取られず、火力・耐久共に不満がなかったのでそのまま使い続けました。

■技

命中不安を嫌って「ハイドロポンプ」は避けていましたが、氷打点だけでは全く選出できないくらいに技範囲が狭まっていたので渋々採用することにしました。

選択する度にお祈りが必要という欠点はありましたが、お釣りが来るくらい強かったです。

ドータクンやアーマガア、ビルドを積むコノヨザル等に対する高威力打点という点も魅力的で、ファイアローが選出し辛い時等にも活躍してくれました。

最後に

S7は初めて最終2桁を達成することができました!

この目標は剣盾時代に掲げたもので、実に1年以上達成できていなかったため、非常に嬉しく感じています。

失敗もたくさんありましたが、少しずつの積み重ねでここまで来ることができました。

ここまで来たらもっと上を目指していきたいところですが、自分の実力・経験不足も知っているので、まずは結果を再現させることを目標にしたいと思います。(あと、色違い厳選等もしたいのです)

この記事を読んでいただき、ありがとうございました。

感想や質問等があればtwitter(@mopipune)まで

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