ナットレイ 育成論 【特殊受け型】

今回はナットレイの育成論【特殊受け型】についてです。剣盾ランクマでナットレイを活躍させて勝ちたい、使いかたを知りたい、という方むけに書いています。

ナットレイは優秀なタイプ耐性に加え、耐久面の種族値が優れているポケモンです。

今回は特殊受けとして記事を書いていますが、調整によっては物理受け型やアタッカー等、様々な運用が可能です。

ナットレイ 育成論【特殊受け型】

ステータス（個体値・努力値・性格）

性格は「なまいき」、努力値はHＤに全振りです。

環境によってはＢに振っても良いのですが、カイオーガメタで使用していたことから、Ｄに全振りをしています。

その結果、雨下性格補正なしカイオーガの「しおふき」でも確定3発。持ち物の「たべのこし」や「やどりぎのたね」＋「まもる」を併用すれば後出しでも受けきることが可能となります。

なお、すばやさは「ジャイロボール」の威力を上げるために、最遅が推奨です。

持ち物

カイオーガメタのため「たべのこし」を採用しています。

ナットレイの技による回復ソースは基本的に「やどりぎのタネ」だけのため、「たべのこし」が最も使いやすいです。次点は回復きのみ。

とくせい

接触わざ被弾時にダメージを与える「てつのトゲ」を採用。S15環境ではザシアンに削りを入れたりと、何かと優秀な特性です。

個人的には「てつのトゲ」を推奨しますが、サンダーの「ねっぷう」持ち判定を優先するのであれば「きけんよち」も悪くないと思います。

わざ構成

基本構成：ジャイロボール・ステルスロック ・やどりぎのタネ・ねっぷう

ジャイロボール

Ａ無振でも相当な威力がでるメインウエポン。

ナットレイのすばやさが最遅（実数値:22）であれば、準速80族（実数値：132)以上に対しては最大威力の150で攻撃が可能。

S15は禁止伝説環境であることも相まって、威力が出やすいです。

ステルスロック

相手を流すことが多いので、あると便利な補助わざ。
サイクル戦の相性◎

やどりぎのタネ

確定技と言っても過言でありません。

ナットレイの唯一ともいえる回復ソース。「たべのこし」＋「まもる」を併用すれば、赤ゲージから巻き返すこともしばしば。

一度「やどりぎのタネ」が決まってしまえば、相手はどこかで引くタイミングを探ってきます。交代読みで「やどりぎのタネ」を再度打つのか。それとも「まもる」で相手の攻撃を防ぐのか。

択になりやすいですが、相手の残り体力・回復技の有無・控えのポケモン等を鑑みて、技選択を行いましょう。試合中に相手にナットレイの「まもる」を見せているか否かも、一つの判断材料の一つになります。

まもる

「たべのこし」「やどりぎのタネ」と非常に相性が良い補助わざです。

相手のダイマターン枯らしにも◎。この技の有無でも回復力が大きく変わるので、個人的には入れておくことをおススメします。

その他の候補

主な候補わざは以下の通り。

「パワーウイップ」「タネマシンガン」→タイプ一致わざ。場合によっては「ジャイロボール」と併用もあり。

「どくどく」→受けループ気味に戦うのであれば。毒タイプではないので、必中でないことには注意。

「でんじは」→ナットレイで先手は取れないですが、後続の補助として。

「はたきおとす」→相手を流しやすいので、使いやすい技です。ナットレイミラーの場合、相手の「たべのこし」を叩き落とせば有利になることも。

物理受けであれば、「てっぺき」「ボディプレス」あたりも候補になりますが、特殊受けなので省いています。

活躍させる上でのテクニック

とにかく警戒すべきは4倍弱点のほのお技です。

サンダーの「ねっぷう」、テッカグヤ・ムゲンダイナの「かえんほうしゃ」etc・・・サブウエポンでもほのお技を使えるポケモンは多いので、必ず覚えておきましょう。

上記のポケモンと相対した場合、ほのお技有無を確認するため、最初のターンに「まもる」から入るのもＯＫ。

ただし、相手も交代読みで、ほのお技を選択してこないケースもあるので油断は禁物。自分の控えを相手に見せているか否か等も踏まえ、柔軟に判断していきましょう。

その他「ジャイロボール」は想像以上にダメージが入ります。
相手がSに振っていると判断できれば、ダメージ計算をしっかり行いましょう。

使用パーティ例

最終順位42位でフィニッシュした、グローバルチャレンジ2021でも使っています。
もしよければ参考にしてみてください！

→【最終42位・レート1751】公式オンライン大会 グローバルチャレンジ2021 ホウオウ サイクル構築