皆さん、S32もお疲れ様でした!
ポケモンワールドチャンピオンシップ2022(以下、WCS)準拠ルールの最終月ということで、気合を入れて潜った方も多かったのではないでしょうか。
かくいう筆者もWCSに触発され、シングルからダブル転向した一人。前シーズンからダブルランクマに挑戦していました。
ダブル初心者だったので、前期はレンタルパで様子見。
意外と手応えが良かったので、転向2ヶ月ながら最終2桁という目標を掲げて潜りましたが、残念ながらその夢は叶いませんでした。
ですが、ぎりぎりですが100位台に滑り込むことができ、悔しいながらも満足度は高いシーズンでした。
まだまだ始めたばかりなので、コツコツと続けていこうと思います!
構築の経緯
先ほど、目標は最終2桁と書きましたが、実は裏テーマがあります。
「リボンコンプをしたポケモンを可能な限り多く使う」
目標(最終2桁)とは相反しますが、リボンコンプで約6か月もの間ランクマから離れていたため、どうしてもリボンコンプをしたポケモンと潜りたくて仕方ありませんでした。
そのため、まずはリボンコンプした禁伝枠から検討を始めました。
■禁伝枠
ミュウツー・ホウオウ・カイオーガ・レックウザ・イベルタル・ゼルネアス・ジガルデ・ザシアン・ザマゼンタ
禁止伝説はそこそこ選択肢があり、この時点ではオーガザシアンが最有力候補でした。
続いて一般枠
ピカチュウ・ギャラドス・ゲンガー・ハッサム・エアームド・バンギラス・クマシュン・Aサンドパン・Gファイヤー・Gサンダー・Gフリーザー
かなり絶望的な状況で、オーガザシアンに無理やりギャラドスを突っ込むことも考えましたが、なかなか勝つ未来が見えませんでした。
何とかプレイアブルな並びを考えたところ、ちょっと前にTwitterで【イベルタル・カイオーガ・ライチュウ(ピカチュウを進化)】の並びを見たことを思い出し、軸を決定。
似たような構築(イベルタル・カイオーガ、イベルタル・ライチュウ等)の記事を読み漁り、潜りながら少しづつ調整を重ねた結果
イベルタル・カイオーガ・ライチュウ・ガオガエン・ゴリランダー・ニンフィアという並びになりました。
イベルタル(with しゅぎょうリボン)
性格:ようき
持ち物:いのちのたま
技:イカサマ・ゴッドバード・ふいうち・おいかぜ
ステータス:202-183-122-135-118-158(H4-A252-B52-×-×-S196)
最速ランドロス抜き、残りB・H
本構築の軸。
知人から譲ってもらった配布個体にリボンコンプさせました。
最初は特殊型で使用していましたが、グラードンやカイオーガが「突撃チョッキ」を持ってることが多かったため物理型に変更。
代償として、ガオガエン等の「いかく」がキツくなりましたが、「バークアウト」「かいでんぱ」等を撃たれることも多かったので、差引ではチョイ得くらいだったと思います。
物理型は「ふいうち」でレジエレキを縛れるのも大きく、トリトドン入りの構築でライチュウを選出し辛い対戦では特に重宝しました。
飛行技は「ダブルウイング」を採用していましたが、①素打ちする場面がほとんどない②「ダイジェット」でオーロンゲを絶妙に倒しきれない、等の理由により「ゴッドバード」に変更。
「おいかぜ」は強力なのですが、WCS後あたりからザシアン&エルフーンが増加したため、有効な場面が少なくなってしまいまいた。
型変更を検討すべきでしたが、ダブル転向して間もない筆者は引き出しが少なく、これと言った打開策を思いつくことができませんでした。
2桁を目指す上での障壁になってしまったと考えているので、次回以降で調整できるようにしたいです。
カイオーガ(with アースリボン)
性格:おくびょう
持ち物:しんぴのしずく
技:しおふき・こんげんのはどう・れいとうビーム・まもる
ステータス:178-×-110-202-160-156(H4-×-×-C252-×-S252)
禁伝枠その2
第3世代から連れてきたリボンコンプ個体。二つ名の「100人抜き」は使っているだけでテンションが上がります。
基本的には、後発で選出。イベルタルの初手ダイマで荒らした後に暴れさせます。
イベルタル「ダイアーク」のDダウンと相性が非常に良く、とても使いやすかったです。
技は水ウエポン×2に加え、トリトドンに少しでも抗うために「れいとうビーム」を採用。
ライチュウ(with スペシャルリボン)
性格:おくびょう
持ち物:きあいのタスキ
技:エレキネット・ねこだまし・てだすけ・フェイント
ステータス:151-99-92-110-100-178(H124-×-B132-×-×-S252)
知人から頂いた配布個体(P-Cafe ピカチュウ)
努力値調整はA167ボルトロスの「ダイジェット」&A+1のA244ザシアンの「でんこうせっか」耐え
特性「ひらいしん」イベルタル・カイオーガが苦手な電気技を吸い寄せます。
「ねこだまし」+「エレキネット」+イベルタル「イカサマ」で「まけんき」ボルトロスを綺麗に倒せるのが偉いです。
技は「ねこだまし」「エレキネット」までは確定。
その他「10まんボルト」「ほっぺすりすり」「てだすけ」「フェイント」etc…いろいろと試して使った結果
リーチを伸ばせる「てだすけ」と、読まれることが少ない「フェイント」に落ち着きました。
「フェイント」は読み外した場合のリスクはありますが、警戒されることが少なく、当たれば勝負を決めうるくらい優位な盤面を作ることができます。
ガオガエン
性格:わんぱく
持ち物:オボンのみ
技:フレアドライブ・DDラリアット・ねこだまし・まもる
ステータス:201-136-146-×-119-82(H244-A4-B180-×-D68-S12)
ここからはリボンなしのポケモンになります。
イベルタルが苦手なザシアンや、カイオーガに苦手なゴリランダー対策。黒バドや白バドにも強いのが偉すぎます。
ダブルを始めて間もない筆者でも、使用率1位の理由がすぐに分かりました。
最初は「すてゼリフ」を採用していましたが、基本的に後発で出していくため使用することが滅多になく、戦闘力重視の技構成になりました。
「おいかぜ」下でザシアンを抜くためSを100近くまで伸ばす案も考えましたが、ザシアンのSラインが分からず結局は試せず。
また次の機会があれば試したいと思っています。
ゴリランダー
性格:いじっぱり
持ち物:きせきのタネ
技:グラススライダー・10まんばりき・ねこだまし・まもる
ステータス:201-165-111-×-122-107(H204-A44-×-×-D252-S4)
カイオーガ対策枠。
「しおふき」に対して後出しできるように特防寄りの調整です。
ゴリランダーはシングルで使っているより遥かに強いな、と感じます。
この構築は基本的にイベルタルにダイマを切る関係上、ダイマを切らなくても戦闘力が担保されている点もGOOD。
技構成は色んな方が使われているのとほぼ同じです。
この枠はカミツルギと入れ替えて使っていましたが、やはりダイマなしで戦えるゴリランダーに軍配が上がるかな、と思います。
ニンフィア
性格:ひかえめ
持ち物:れいせいプレート
技:ハイパーボイス・あくび・しんぴのまもり・まもる
ステータス:189-×-85-165-150-106(H148-×-×-C156-×-S204)
自由枠
白バドパルキア対策で採用しました。
技や努力値調整はどこかの構築記事を参照にさせていただきました(参照元のサイトが見つけられず・・すみません)
ハイパーボイスが、モロバレルの「いかりのこな」に吸われないのが偉いです。
この枠はランドロスやヌケニン・トリトドン等、いろんなポケモンを試しました。
が、入れても選出が歪んでしまったり、イマイチ使いこなすことができなかったため、役割が明確なニンフィアは私にとって非常に使いやすいポケモンでした。
しかし、最終日は白バトパルキアに全然マッチせず、白バドディアルガという亜種(?)ばかり引いていたのでやや辛かったです。
最後に
シングルからダブルに転向しましたが、正直かなり面白いです!
あくまでも個人の感想ですが、「サポート」という役割が成立しやすく、シングルではあまり活躍していないポケモンや技がプレイアブルなことが魅力に感じます。
また、ターン中にS関係が逆転したり、「まもる」の存在によって有利対面でもさらなる読み合いが発生したりと、立ち回りも考え抜かねばなりません。
S34は潜るか決めていませんが、SV発売以降は主戦場をダブルに定め、頑張っていこうと思います。
この記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感想や質問等があればtwitter(@mopipune)まで
コメント